. WordPress の全体像
WordPress は **CMS(コンテンツ管理システム)**です。
つまり「ブログ記事・固定ページ・画像・デザイン・機能」を一つの仕組みで管理するソフトウェアです。
大きく分けると、以下の 3 層で成り立っています:
- コア(WordPress 本体)
- 記事投稿、ユーザー管理、データベース接続など、基本的な仕組みが入っています。
- バージョンアップでセキュリティ修正や機能改善が行われます。
- テーマ
- 見た目・デザインを決める部分。
- HTML・CSS・PHP のファイルで構成され、レイアウトやスタイルを制御します。
- 自作もできるし、市販テーマをカスタマイズすることも可能。
- プラグイン
- 機能を追加する仕組み。
- 例:お問い合わせフォーム、SEO対策、EC機能(WooCommerce)、キャッシュ高速化など。
2. WordPress のファイル構造
インストールすると、サーバーに以下のフォルダ/ファイルが作られます:
/wp-admin/ ← 管理画面関連のファイル
/wp-includes/ ← コアの機能(WordPress本体のプログラム群)
/wp-content/ ← カスタマイズする場所(ユーザーが手を入れるのはここ)
├ themes/ ← テーマを置く場所
├ plugins/← プラグインを置く場所
└ uploads/← 投稿した画像やPDFが保存される場所
wp-config.php ← データベース接続などの設定ファイル
👉 基本的に、カスタマイズは /wp-content/ 内で行います。
WordPress 本体(コア)は直接いじらずに、テーマやプラグインで拡張・変更するのが基本ルールです。
3. テーマの仕組み
テーマはサイトの見た目を決める「テンプレートファイル」の集合です。代表的なもの:
header.php…… ヘッダー部分(サイト名やメニューなど)footer.php…… フッター部分(著作権、リンクなど)index.php…… サイトのメインテンプレート(記事リストなど)single.php…… 投稿記事の詳細ページpage.php…… 固定ページの表示functions.php…… 独自機能を追加するためのPHPファイルstyle.css…… サイト全体のスタイルシート(デザイン定義)
👉 WordPress は 「条件に合ったテンプレートファイル」を自動で選んで表示します。
これを テンプレート階層 と呼びます。
4. データベースとの関係
- WordPress は MySQL(MariaDB) というデータベースに記事・設定を保存しています。
- 投稿した記事、タイトル、本文、ユーザー情報はデータベースに保存。
- それを PHP で呼び出し、テーマで装飾して、HTML としてブラウザに表示します。
👉 簡単にいうと:
- データ(記事) → データベース
- 見た目(デザイン) → テーマ
- 機能追加 → プラグイン
5. カスタマイズの基本ステップ
- テーマを選ぶ
- 無料テーマ(例:Twenty Twenty-Four)や有料テーマ(SWELL, THE THOR など)をベースにする。
- 子テーマを作る
- 親テーマを直接いじるとアップデートで上書きされるので、子テーマを作って編集するのが基本。
- functions.php にコードを書く
- 例:カスタム投稿タイプを追加する、ウィジェットを作るなど。
- CSS / JavaScript を追加する
- 見た目を変えたい場合は style.css や JS を編集。
- 必要なプラグインを入れる
- お問い合わせフォーム(Contact Form 7 など)
- SEO(Yoast SEO, All in One SEO Pack など)
- キャッシュ高速化(WP Rocket, W3 Total Cache など)
6. 学びながら触る方法
- ローカル環境で試す:
XAMPP, Local by Flywheel などで、自分のPCにWordPressをインストールして安全に練習できます。 - 公式ドキュメント:
WordPress Codex 日本語版
✅ まとめると:
WordPress は
- コア(本体プログラム)
- テーマ(見た目)
- プラグイン(機能追加)
の3層でできており、基本的なカスタマイズは 子テーマ+functions.php+CSS調整 から始めるのがセオリーです。